だるログ

関西在住アラサー男子の備忘録。アニメとかいろいろ。

もしも浜村淳が童話「桃太郎」をレビューしたら書評どころではない件。

どうも桃太郎のプロmotosaaaan@はてなブログ (@mtk3773) | Twitterです。

いきなりですが今日は「桃太郎」という童話を紹介します。

もちろん、みなさんはご存知だと思います。
しかしながら関西では知る人ぞ知るラジオ界の重鎮「浜村淳」が桃太郎を解説するならこうなるだろうという「もしもシリーズ」です。
浜村淳についてはこちらをご覧ください。

それではみなさん本文にいきますよ。
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圧倒的な情報量

それでは浜村淳入門の初級編です。

「むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました」

これが浜村淳の手にかかればこうなります。

「さてみなさん、聞いてください。むか〜しむかし、そのまたむかしのお話なんですけどね、場所は諸説あるんですがきっと今の岡山県のあたり。
どこか竹林がざざっと生い茂ったような静かな、これまた静かな山奥に年老いた夫婦がひっそりと仲睦まじく暮らしていたのです。」


コレな。

いかがでしょう?
これだけの表現を恐らくしてくるであろう…
さすがは関西ラジオ界の首領…
浜村淳!!!

出典ありがとう浜村淳です | MBSラジオ1179

鬼ヶ島に行く過程はきっとこうなる。

「ある日桃太郎は言いました。
『ぼく、鬼ヶ島に行って悪い鬼を退治します』
おばあさんは桃太郎にきびだんごを作ると、桃太郎は鬼ヶ島に向かいました」

ここはもう誰もが知る桃太郎名シーンでしょう。
ただ、この文章だけならただただばあさんがきびだんごをこさえて、桃太郎を送り出す。

それだけです。


それを浜村淳ならこうするでしょう。

「ある日桃太郎は言うんですよ。
『僕な、鬼ヶ島に行ってわるい鬼を退治するわ』
おばあさん思います
桃から生まれたあの幼かったあの子が…えらい立派に…
桃太郎の言葉におばあさんとおじいさん涙、涙、涙するんです。
そしておばあさんは桃太郎にきびだんごをこさえるんです。しかし涙で見えない、でも作るんですきびだんご。
嗚呼、悲しきかな…!」

いかがでしょう?
匠の手にかかれば婆や爺の心情まで!
まして、最後は俳句や短歌のような節回し…
ここまでくれば次はご存知「犬、さる、キジ」ですね。

ビバ!関西弁

「桃太郎は旅の途中で犬に出会いました。
『桃太郎さん、どこに行くのですか?』
『鬼ヶ島に鬼退治に行くんだ』
犬は『お腰につけたきびだんごをくださいな、お供しますよ』
こうして犬がお供になり、しばらくすると猿に出会いました。
『桃太郎さん、、、』
・・・中略
こうして犬、猿、キジを連れて鬼ヶ島に向かいました」

しかし、こうです。

「桃太郎は旅の途中に筋骨隆隆、立ち上がるものなら桃太郎よりも遥かに大きな犬に出会うのです
『桃太郎さん、どこ行きますのや?』
『鬼ヶ島ですわ、鬼退治行くんですわ。』
それなら腰についてるきびだんご1つ欲しいなぁ、俺がお供するさかい
それはそれは頼もしいわ、よっしゃ、あげましょう

そしたらね、今度は猿に出会うんですがこの猿もまたえらいたくましく、これはもう大猿です!
こんな猿に襲われたら鬼であろうとひとたまりもないわけです!
そして猿が言います
『桃太郎さん、どちら行かはるんや?』
鬼ヶ島ですわ!
…中略

こうしてね、役者は揃うわけですよ。
桃太郎一行はいざ!鬼ヶ島へ!」

いかがでしょう?登場人物が京都寄りの関西弁、これは関西人には親近感が湧くでしょう。
それどころか、洋画であれば金髪のオネーチャンですら関西弁です。
関西弁で言っておきながら
英語でこう言うんです
と言う…。
そして犬やら猿は鬼ヶ島に行くのだから闘犬や大猿、キジに至ってはもはや軍鶏でも連れて行くのではないか!
と思わせる口ぶりです。
盛りに盛っている!
もはや何も言うまい…!

鬼ヶ島は地獄絵図と化し、桃太郎の必殺技が炸裂!

さぁ、鬼ヶ島では待望の鬼退治!
ちなみに童話桃太郎ならこんな感じ

「鬼ヶ島では鬼たちが村から盗んだ金銀財宝を見ながら酒盛りをしていました。
『行けー!犬、猿、キジ!』
犬は噛みつき、猿は引っ掻き、キジはくちばしで突っつきます。
桃太郎も刀をふるってみんなで大暴れ。
これにはたまらず鬼の親分が
『まいった〜降参だ、勘弁してくれ!』
と手をついて謝りました。

しかしきっとこうなります。

「いよいよ桃太郎一行は鬼ヶ島に到着するんです。
そこでは鬼達が村人達から奪った、盗んだ、ぶんどった金銀財宝を肴に飲めや歌えや踊れやと宴をしているんですね。
どの鬼も悪い顔してるんです。
『こなくそ!こんな悪い奴等許してはおけん、成敗したる!行くぞ!犬、猿、キジ!』
桃太郎一行は鬼達が酒に酔って油断してる隙にダァァッ!と奇襲をかけます!

一瞬のうちに宴会場は戦場へと早変わり、そして桃太郎一行と鬼達の大立ち回りが始まるのです!

犬は鬼のお尻をガブッと噛みつき、猿はフットワークを活かして鬼達を翻弄し、キジは空中から鬼の目めがけて円月殺法
桃太郎も刀を持ってこれまた応戦するんです!
そして桃太郎の必殺飛燕一文字五段蹴り!で子分の鬼達をバッタバッタと倒す倒す、倒すんです。
これにはさすがの鬼の親分もたまらず
『降参や降参!もう悪いことはせん…盗んだものは全部返す!やからもうかんにんして!どうか許してくれ〜…!』
と桃太郎一行に降伏するのでした!
そしてこのシーン、ハリウッドの最新のCGを使ってお金がかかっているんです!」


円月殺法と必殺飛燕一文字五段蹴りとは一体…
もちろん桃太郎やキジにそんな必殺技はないのだけれど…!
ちなみに必殺飛燕一文字五段蹴りはどのアクション映画でも言います。
そして最後の結末へと!


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めでたしめでたし?

いよいよ最後になりましたが童話なら
「桃太郎達は鬼達が奪った金銀財宝を荷車に積んでおじいさん、おばあさんの待つ家へと元気よく帰っていきました。
おじいさん、おばあさんは帰ってきた桃太郎を見て大喜びです。めでたしめでたし。」

これがこう!

「桃太郎一行はね、鬼達が奪った金銀財宝を荷車に積んで鬼ヶ島を後にするんです。
そしてふるさとのおじいさん、おばあさんの元へと帰っていくのです。

へぇ、それからどうなるの!?

この続きが気になる人は是非映画館でご覧ください

完。」

エェェ!?

誰もが思うでしょう…

あとめでたしめでたしだけやん!
しかし良いのです。
なんてったって彼は浜村淳
これが許される関西ラジオ界の重鎮なのです。
ネタバレ99.9%だろうが、いいんです!


そして最後にこう言うのです。

「そしてね、この物語のエンドロールでは桃太郎とおじいさん、おばあさん、犬、猿、キジが仲良く暮らす映像が流れるのです」

もう全部言うた!


こうして「桃太郎〜ザ・ムービー〜」はほぼ全てネタバレされるのでした。


それでは。